【昆虫観察・写真あり】ボウフラを蚊になるまで育てて観察してみました。蚊の幼虫(ボウフラ)、サナギ(オニボウフラ)、成虫(蚊)への変化の過程

昆虫

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ボウフラを育てて観察してみました。

ボウフラは蚊の幼虫です。水たまりなどにいるのを見かけたことがある方も多いと思います。

ボウフラがどのように蚊になるかって知っていますか?

普通の人は絶対やらないと思いますが、ボウフラを蚊まで育て、その過程を観察してみましたww。

ボウフラ(幼虫)がオニボウフラ(サナギ)に。

庭のブルーシートの水たまりに大量のボウフラがいるのを見つけました。

うわぁー!そりゃあ庭に大量の蚊が飛んでいるわけだよなぁー!

駆除しようとしましたが、ふと、成長過程を見て見たくなりました。ボウフラって・・どんなふうに蚊になるのでしょう。

図鑑やテレビでは見たことがありますが、実際に見たことはありませんでした。

ということで、数匹持ち帰り、観察することにしました。

このように持ち帰りました。

持ち帰ったボウフラはスマホのカメラで撮影し、変化を見守りました。

これが、拡大して見たボウフラです。

ボウフラは蚊の幼虫です。蚊も不完全変態の昆虫なので、卵→幼虫→サナギ→成虫と言う順に変化していきます。

よく見ると顔があるのがわかります。つぶらな瞳も見えます。

ちょっとかわいい顔しているかも・・・。

ボウフラが口をパクパクして水の中の有機物を食べる様子も観察できます。ボウフラはこのように水の汚れなどを食べてくれるので、自然界では水の浄化に役立っています。

そして、数日たつと、サナギになりました。それがこれです。

蚊のサナギ(オニボウフラ)

蚊のサナギはこのような形をしていて、通称、オニボウフラとも呼ばれます。

なぜ、オニボウフラと呼ばれるかと言うと・・。

オニボウフラのツノのような呼吸管

このようにオニボウフラには頭の上に、2本のツノのような呼吸管があるのです。この呼吸管がオニのツノのように見えるので、オニボウフラと呼ばれます。

オニボウフラ(サナギ)→蚊(成虫)

オニボウフラになって数日、徐々に色が黒っぽくなってくると、羽化が近いです。

そして、ついに・・・。

あ!あー!!羽化が始まったー!

水面に浮いた状態で水上にニューっと蚊が出てきます。

なお、写真の状態はまだ半分しか出ておらず、足が付けません。このタイミングで風が吹いてしまうと倒れて溺れてしまうそうです。

無事に蚊(成虫)になれるかどうかは風次第ということですね。

これが出て来た蚊です。うわー!すごいですね・・。

人の血を吸うのはメスだけ

ところで、蚊はみんな人の血を吸うと思われていますが、そうではありません。

蚊の主食は花の蜜などで蝶と変わりません。オスもメスも花の蜜を吸います。

でも、蚊のメスは卵を産むためにタンパク質を取り入れる必要があるので、そのために血を吸うのです。

なので、蚊のオスは血を吸うことはありません。

血を吸いにやってくる蚊は全てメスと言うことですね。

蚊はアマガエルのご飯に・・・。

さて、せっかく成虫になった蚊ですが・・・。

メスの蚊が混ざっている可能性を考えると、逃がすわけにはいきません。

やっと成虫になったところかわいそうですが、アマガエル(ぴょんおたま)にあげたいと思います。

バクっと食べてくれました

食べる様子は動画でご覧ください

さて、いかがだったでしょうか。蚊はありふれた昆虫ですが、じっくり観察するととても興味深いです。命の不思議、その造りに感動させられます。

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