カマキリは人に馴れるのか？懐くのか？手乗りカマキリにするには？

カマキリは人に馴れるのか？人に懐くのか？

犬や猫などの動物はとても賢く、家族のように人と暮らすことができます。

ちゃんと飼い主が誰かを理解し、懐き、言っていることも理解します。

やっぱり、ペットが人に馴れてくれると嬉しいですよね。

では、カマキリはどうなのでしょうか。カマキリは昆虫ですが、昆虫が人に馴れて懐くなんてことはあるのでしょうか。

カマキリは人には懐かない、と言われている

昆虫は人に懐くのか？と言うことを調べてみました。

「カマキリ　人に馴れる」などで検索してみると、カマキリを含め昆虫は人には懐かない、と言うのが大多数の意見のようです。

なぜなら、昆虫は知能が低く、本能で動いているからです。何かを考えたりすることはないし、まして、人を認識し、その人が飼い主だとかエサをくれる人だと思うことは決してない、と言うことです。

確かに、昆虫はそもそも寿命が短く、何かを学んでそれを生かすような時間が無いですし、DNAに組み込まれた本能によって行動するだけで、何かを学ぶことはない。人にも懐くことはない、という考え方も一理あります。

しかし、今までカマキリを育ててきた私の経験からすると、カマキリが人に全く懐かないことはないと思います。

飼いカマキリと野生のカマキリは違う

そう思う理由の根拠に、「飼いカマキリと野生のカマキリが違う」ということが挙げられます。

Youtubeの動画ですでにメインキャラクターとなったカマ太郎とカマの助ですが、2020年、2021年と、カマキリに愛情を注ぎ、育ててきました。

そして、実感したのですが、飼いカマキリのカマ太郎とカマの助は、野生のカマキリと違いました。

野生のカマキリは、捕まえようと手を出すとすぐに逃げてしまうことがほとんどです。

でも、カマ太郎やカマの助は違います。手を突然目の前に出すとびっくりして逃げることもあることはありましたが、手の上に自ら登り、手の上でカマをペロペロしてくつろいでくれました。

手を出したときの反応を比べると、飼いカマキリと野生のカマキリにはっきりとした差が見られます。

カマキリの知能は高くはないとはいえ、小さい時から手に乗せてエサをあげてきたので、人間の手というものに慣れた、と言うことなんだと思います。

カマキリにも個性や性格がある、と言うことは・・？

育ててみると、カマキリにも個性や性格があることに気づきます。

カマ太郎もカマの助も同じオオカマキリのメスですが、（2匹ともオスメスがわからない赤ちゃんの時に名付けたため、オスみたいな名前ですが・・2匹とも後でメスと判明しました(笑)）、違いがあることに気づきました。

カマの助は性格がビビリで、小さいときは死んだふりをしたり、成虫になってからは、怒って威嚇をすることがよくありましたが、カマ太郎は一度もそんなことがありませんでした。カマ太郎は優しいカマキリでしたね。

また、カマ太郎は小さい時から水が好きで、口に水滴を近づけると、ペロペロたくさん飲んでくれました。

でも、カマの助はそれほど水は飲みません。同じように口に水滴を近づけても、ちょっとペロっとしてすぐに口を離してしまうことが多いです。

2匹の様子を思い出してみると、明らかに性格や好みに違いがありました。

ここから何がわかるか、と言うことですが・・・

カマキリは完全に本能に支配されているわけではない、ということです。

もし、カマキリが完全に本能だけに支配されて生きていたら、性格の差は生まれないはずですよね。

カマキリも状況に合わせて行動を変える能力があるということは・・・

ということは、と言うことはですよ！

カマキリは本能によって行動する以外にも、何かを学んだり、状況に合わせて行動を変えたりする能力があるのだと思います。

もちろん、犬や猫の高度な学びはできないと思いますが、小さい時から手に乗せていたり、声をかけていたりしたら、人間がいる状況を学び取る＝人に馴れることができると思います。

結論：カマキリは人に馴れます！

と言うことで、私が今までカマキリを育ててきた結論を言うと、カマキリは人に馴れます！

もちろん、犬や猫のように人のことを認識したり、言葉を理解して言うことをきく、なんてことはありません。

でも、愛情をもって育てると、ほんの数か月の間でも人の手や声に馴れてくるのです。

色んな意見がありますが、私は、カマキリは人に馴れると思います。

手乗りカマキリの育て方

カマキリは人に馴れると、平気で手の上でくつろぐようになります。手乗りカマキリの育て方ですが、愛情をもって育てることですかね。

小さい時から指に乗せたり、手に乗せたりして、エサをあげると、手の上に馴れてきます。

もちろん、気まぐれだったり、ビックリして威嚇したり、時にはカマで攻撃されたりすることもあるのですが、野生のカマキリと比べると全然違います。

小さい時から手の上に乗せていれば自然と手乗りカマキリになると思いますので、愛情をもって育ててみてください。